ただ、安倍批判の国際世論はさほど盛り上がらず、フィリピンの有力紙は「中国に同調して日本批判をすべきでない」との元大統領の寄稿を掲載。米国務省も当初、「失望」を表明したが、ジョン・ケリー長官(70)は今年1月7日の韓国外相との会談後の記者会見で、日本の問題に一切触れず、質問も受け付けなかった。
ナチスを例に暴論展開
これに最も「失望した」のが朝鮮日報だ。1月9日付で「ドイツの指導者らがナチス戦犯の墓を参り、ナチスの侵略を否定すれば、欧州各国はどう反応するか。欧州連合は間違いなく崩壊する。米国はそうなっても欧州連合に歴史と安全保障を分けて考え、ドイツと協力するよう求めるだろうか」と極端な例に靖国参拝をなぞらえ、米国に積極介入を促した。こんな暴論で同盟国に説教するようでは国際社会の共感を得られるはずはなく、朝鮮日報側にこそ「読み違い」があると言わざるを得ない。