もともと人間は知性や、他者を思う気持ちを持っているので、より高度な心のありようをバランス感覚によって得ていく。それが次のステップになっていくのかなと思っています。特に戦後の日本は昔から伝わってきた大切な物事を潰しちゃって、壊しちゃって、もしくは忘れちゃって、新しいものへと進んできました。もう一回、現代的な便利さも、良き伝統も、どちらも併せ持った豊かさを目指してもいい。そうすれば、もしかしたら世界の人々が目指す指針にもなるかもしれません。実直で真面目な日本人、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんの世代に戻って、自然と共生していけるチャンスだとも感じています。
≪台風にもめげず あきらめない精神≫
昨年(2013年)は30個も台風が発生し、撮影中も奄美大島の近くを通過しました。私は映画の中で台風の猛威を撮影しました。奄美大島は台風なくしては語れない場所なんです。それが独特の風土を作ってきたのかなと、私は改めて思っています。