その上で、「私的な問題には私的に対処する。それに関して議論する場ではないし、その時でもない」と、それ以上の質問をはねつけた。ただ、2月にトリルベレールさんも同行する訪米が予定されており、その前に2人の関係がどうなっているかについて改めて説明する意向を示した。
国民は私生活に寛容
フランスではメディアも国民も公人の私生活に寛容で、過去にも不倫や隠し子騒動が不問にされてきた。今回も発覚後の世論調査で「不倫問題を気にしない」との回答が77%に上った。
ただ、ファーストレディーが事実婚パートナーであることから今後の2人の関係が焦点になっている。
ジャーナリストであるトリルベレールさんをパートナーとする以前、オランド氏は社会党の同志であるセゴレーヌ・ロワイヤルさん(60)とやはり事実婚の関係にあり、4人の子供をもうけた。フランス通信(AFP)によると、オランド氏は2007年ごろからトリルベレールさんと交際を始めたとされるが、この年にロワイヤルさんが大統領選に出馬した際には、パートナーとして振る舞っていた。