2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google【拡大】
「女性は出入り簡単」
テロ阻止に全力をあげる治安当局は、五輪関連施設を囲む96キロ×40キロの範囲を「鋼鉄の輪」と位置づけ、警察官や保安要員計約4万人を配置。観光客から地元住民までくまなく監視するなど厳重警戒を続けてきたが、3人は警備網を突破してソチ周辺に潜り込んだとみられる。
この“失態”に関し、ロシアのテロ組織に詳しい米ジョージタウン大学のクリストファー・スイフト教授は米ABCテレビに「3人の潜入時期が『鋼鉄の輪』の稼働前か後か確かでないが、ロシアの警備能力に疑問を感じざるを得ない」と明言。
加えて「自爆テロが実行されるなら単独ではなくグループ形式だろう。女性は簡単に会場などあちこちに出入りできるので心配だ」と警告した。
また、今回の事態を重視した米国政府は、バラク・オバマ大統領(52)とウラジーミル・プーチン大統領(61)がソチ五輪での安全確保の最善策について電話で協議し、米側もテロ阻止に向け、ロシア側に全面協力すると表明。五輪観戦で現地入りする1万5000人の米国人の安全確保のため、黒海に軍艦2隻や輸送機などを待機させるという。(SANKEI EXPRESS)