子供との関係はつかず、離れず
チリの女性たちによる恋愛への距離の取り方がさまざまに垣間見えて面白い。今の若い世代と違ってガルシアの世代には、次々と恋愛対象を変えていくまるで渡り鳥のような、開けっぴろげで、エネルギッシュで、自由奔放なカップルはいなかったそうだ。とはいっても、大学生を過ぎれば特定の恋人とステディーな関係があるのは普通のことだから、それなりに恋愛に関する行動の自由度は増していく。ガルシアは自分の子供たちと性やセックスに関する話題を話すときは、「あけっぴろげに話しましたね。子供たちはしっかりと内容を認識し、自分なりに行動規範を作って自分を律するようになっていましたよ」。
経済的に自立しない子供たちを抱え、子供たちと精神的にも依存し合う関係に陥っているロドルフォと、キャリアウーマンの代表ともいえるグロリアの関係に、ほどなくすきま風が吹くのは自然の成り行きだろう。ガルシアは子供との距離の取り方について「自立するまではしっかりと見届けるけれど、その後は私といい関係が保てるように努力したい」と強調した。具体的には「つかず、離れず。私のことを忘れないでほしいけど、そんなに気にもとめないでほしい。だって、子供たちは自分の所有物ではないのだから。私の理想でもありますけれど」と語った。