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知的なユーモアと涙を共存させる 映画「最後の晩餐」 オ・ギファン監督インタビュー (1/2ページ)

2014.2.28 13:10

「いずれは日本やニューヨークを舞台にした映画を撮りたい」と語るオ・ギファン監督(寺河内美奈撮影)

「いずれは日本やニューヨークを舞台にした映画を撮りたい」と語るオ・ギファン監督(寺河内美奈撮影)【拡大】

  • 映画「最後の晩餐」(オ・ギファン監督)。3月1日公開(提供写真)

 中韓といえば、先のソチ冬季五輪スピードスケート・ショートトラックをめぐり、滑った転んだで選手たちやマスコミがこぞって繰り広げた“場外乱闘”が記憶に新しい。だが、話題が中韓合作映画となれば、話は別らしい。繊細な感情を描き出すことにたけた韓国のオ・ギファン監督(46)の手によるラブコメディー「最後の晩餐」は、中国で約30億円を超える興行収入を記録し、中韓合作映画史上最高となるヒットになった。

 中国ロケに憧れ

 監督は「中国で撮影されたチャン・ドンゴン出演の『アナーキスト』(2000年)を劇場で見て、これだけ広大な国で映画を撮るのはかっこいいし、面白いと思いました。僕もいつか中国を舞台にした作品を手がけてみたいとずっと考えていたんですよ」と、中国ロケへの憧れを口にした。

 高校時代に恋人同士となったチャオチャオ(バイ・バイホー)とリー・シン(エディ・ポン)。それぞれ食器デザイナーと三つ星シェフになる夢を持つ2人は、本格的に勉強に打ち込もうと、「5年後、お互い独身だったら結婚しよう」と約束を交わす。だが5年後、上海で暮らしていたチャオチャオは、生まれ育った北京に残ったリー・シンから電話で「他の女性と結婚する」と聞かされ…。

中国 ラブコメディーが目下、人気ジャンル

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