【垣花正のハッピー日記】「佐村河内氏会見」の印象と影響 (1/2ページ)

　ゴーストライター問題の渦中の人物、佐村河内守（さむらごうち・まもる）氏が都内のホテルで記者会見を開いた金曜日。会見は午前１１時からでしたから、まだ「あなたとハッピー！」生放送の最中です。しかし会場はニッポン放送のある有楽町からタクシーを使えば１０分程度で行ける場所。ですからスタッフと相談し、僕は生放送中にスタジオを離れ、移動をしながらレポートを入れる形で現場へ向かいました。

　ホテルが用意した１０８席に対し報道陣は３００人以上、テレビカメラは約５０台が並び、会場からは人があふれかえっていました。

　髪を切ってサングラスをはずしひげをそった、まるで別人のような風貌へのどよめきから始まった会見は２時間４０分にも及びました。こんなに長い会見も珍しい。

　ただ内容はというと、謝罪もそこそこに反論、逆ギレ、報道陣からは失笑。こんな陳腐なペテンにだまされていた自分たちが情けなく感じるほどひどいものでした。

　手話を見ずに反論する様子を突っ込まれ、手話を披露させられ、筆跡を見せられと、まるでやってることは小学生レベル。

嘘をつくのはいけないこと