春遠からじ=2013年12月25日、山梨県北都留郡丹波山村(野村成次撮影)【拡大】
薄いピンクの着物の人は、あの日よりも美しく、撮影のあと「以前の歌のことですが」と思い出を話してみた。笑って聞いておられたが驚かれただろうか。苦労されたことも多かったようだ。しかし「春遠からじ」と歌い続け、先頃は「居酒屋『津軽』」をリリースされた。ご健闘を祈る次第だ。
さて奥多摩、あと1カ月もすると骨だけの木々は緑の衣装をまとい、急によみがえってくる。遠からじではない、春になったのだ。(野村成次、写真も/SANKEI EXPRESS)
■のむら・せいじ 1951(昭和26)年生まれ。産経新聞東京、大阪の写真部長、臨海支局長を経て写真報道局。休日はカメラを持って、奥多摩などの多摩川水系を散策している。