オーストラリアの調査会社ロイ・モーガンによると、闘争民主党の支持率は、ジョコ氏が3月14日に大統領候補に指名されると、27%から37%に跳ね上がった。大統領候補としての支持率もジョコ氏は45%で、2位のグリンドラ党のプラボウォ氏(15%)や3位のゴルカル党のアブリザル・バクリ党首(11%)を大きく引き離している。
市場もジョコ氏の大統領候補指名を好感し、通貨ルピアやインドネシア総合株価指数は軒並み今年最高値を付けた。
ただ、ジョコ氏には国政経験がなく、外交や安全保障に関する姿勢も明確ではない。利権の絡む規制緩和などの経済構造改革に踏み込めるかも未知数だ。
ジョコ氏は9日、ジャカルタでの投票後に記者団に「われわれの党が善戦し、第一党になる自信はある」とする一方、「投票結果を詳しく分析していく」とも述べた。今後は他党との連携や、最後まで大統領への返り咲きを狙っていた闘争民主党党首のメガワティ・スカルノプトリ前大統領(67)と副大統領候補人事などを円満に調整できるかも焦点となりそうだ。(シンガポール 吉村英輝/SANKEI EXPRESS)