旅の本屋「BOOK246」の店内=東京都港区(提供写真)【拡大】
旅の本屋『BOOK246』の閉店まで、あと2日。この文章を書いている最中も、多くのお客さまが別れを惜しんで来店してくださいます。出版社の営業さんが泣いてしまったり、写真家さんや著者さんが何時間も滞在して帰ったり、遠い場所から来店して下さる人がいたり、本当に皆さまに愛されたお店だったと感じる日々です。顔が知れているお客さまのために本を発注する毎日で、本屋なのに接客をして、スタッフとただただ話したいという目的だけで、お客さまが来店されたり。こんなサロンのようなお店で皆さまと過ごした時間は忘れません。私の宝物です。
BOOK246スタッフは、それぞれが、より大爆笑で、よりくだらない自分の「旅」に向かって、歩き出すことにしましたが…『BOOK246』は、いつか、また、どこかで、旅から帰ってくるかもしれません。
いつかきっと、どこかで、皆さまに、ばったり会えると信じておりますので、その際は笑顔でHUGしてくださいね。というか、こちらから抱きつきますけどね。
皆さまの「旅」が、これからも笑顔あふれることを、どんな場所にいようとも願っております。またいつか、きっとどこかでお会いしましょうね。(“旅の本屋”BOOK246/SANKEI EXPRESS)
■BOOK246 東京都港区南青山1の2の6 Lattice aoyama 1F 。(電)03・5771・6899。午前11時~午後10時(土日祝~午後9時)無休