英国・首都ロンドン市内中心部のバッキンガム宮殿【拡大】
≪気ままな姿見守る至福の時≫
このカフェは、動物愛護団体の根強い反対や保健所の厳しい指導などを乗り越えてオープンにこぎつけた。オープン前から猫好きを中心に話題となり、公式サイトで予約を開始するとわずか数時間で3000人の予約が殺到、システムが一時停止してしまうほどの事態となった。5ポンド(約850円・飲食代別)の入場料で、2時間滞在して猫と一緒の時間が楽しめる。営業時間は午前11時から午後11時で、午後1時間の猫の昼寝タイムもあるという。猫をモチーフにしたポストカードやステッカーなども販売している。
イギリスでは、首相官邸にネズミ捕獲隊長の猫、ラリーが正式に雇用されるなど猫を愛する文化が定着している。
日本でもすっかりおなじみになった猫カフェは日本発祥と思われがちだが、実は台北で1998年に開店した「猫花園」が世界初といわれる。日本では2004年3月、大阪市北区の「猫の時間」が国内初の猫カフェとしてお目見えした。海外の猫カフェは現在では、ロンドンのほか、パリやオーストリアのウィーン、ハンガリーのブダペスト、上海やソウルなどにもあるという。これを機に猫カフェがロンドンの新名所になるかもしれない。(EX編集部/撮影:ロイター/SANKEI EXPRESS)