故郷ベトナムに手工業の工場
チャン ルーのアクセサリーは、手作りされている。10年ほど前、故郷ベトナムに手工業の工場を建てた。現地の女性や障害を持つ人々を雇い、今では400人が革紐とビーズなどを使い、ブレスレットをはじめとするアクセサリーを製作している。ベトナムの1人当たりGNI(国民総所得)は1260ドル(2011年)と、米国の約40分の1だ。「貧困から逃れたい人々の助けになりたい。それにはチャリティーではだめです。クリエーティブ(創造的)で、サステナブル(持続可能)な形でなければ。人々が仕事を得て、尊厳を保ちながら自立して生きることが大切なんです」
チャン・ルーさんは年1、2度、ベトナムの工場を訪れる。都市部ほど目まぐるしくはないが、訪ねるたび村の変化に驚くという。「子供たちが学校に通い、自転車やテレビを持つようになったり。中には、貧困への不満からくる暴力がなくなった、という話も聞くことがありました」と笑顔を見せた。