音楽アーティスト、ノラ・ジョーンズさん=2004年1月19日、東京都港区(荒木孝雄撮影)【拡大】
使い方は「アイポッド」と同じで、ネット上にある専用の音源配信サービスから楽曲を購入し、専用プレーヤー(ポノ)にダウンロードする。容量は128ギガバイトで1000~2000曲。アルバムの価格は15~25ドル(約1500~2500円)と一般的な配信音源よりは高めだ。
とはいえ、従来の同種の製品とは大きな違いがある。従来製品はMP3などの圧縮音源を使っていたが、ポノはレコード会社から録音スタジオで製作した直後の新鮮なクオリティーで楽曲の提供を受ける。日本でも流行の兆しを見せる「ハイレゾ音源」と呼ばれる高音質サウンドが手軽に楽しめるわけだ。
ハイレゾが新たな戦場
ヤングさんは、音楽配信が広がる中、CDよりも音質の悪い圧縮音源が市場を席巻することに批判的な立場を貫いてきた。そうした怒りから2012年にポノを考案し、50万ドル(約5100万円)を投じて試作機を開発。3月15日に米テキサス州で開かれた毎年恒例の大規模音楽祭で自らポノの概要などを明かし、クラウドファンディングのサイト「キックスターター」で資金集めを開始した。