11年3月の東日本大震災で同時発生した東京電力福島第1原発事故の報道でも同じようなことが起きた。各テレビ局やメディアが、「原子力問題専門家」を動員して大騒ぎしたが、結局、誰も原子炉の中で何が起きているかを正確に分析あるいは予測することすらできず、「想定外」という言葉だけが残った。そして3年がたったいまもなお、15万人以上が避難生活を強いられている。
「美人」と言わせ笑いをとる
さてSTAP細胞問題は今後、どう展開していくのだろうか。現段階で、さまざまな仮説を立てても意味がない。小保方氏は「200回作製に成功した」と言っているのだから、小保方氏自らが、その成功したやり方を検証者たちに伝授し、理研だけでなく文部科学省も総力を挙げて検証を行えば、半年もたたずに真偽が判明する。