米下院のアダム・シフ議員=民主党、カリフォルニア州=は4月22日(日本時間23日)、カリフォルニア州グレンデール市の韓国系住民らが設置を進めた「慰安婦」像を訪れ、今月(4月)10日に87歳で亡くなった中国の元慰安婦に対し、献花し線香を手向けた。米国での慰安婦問題は中韓共闘で追及していく姿勢を強調したもので、今秋に改選を控える有力下院議員がこれに乗っかった形だ。
今回の「追悼」を主催した韓国系関係者によれば、亡くなった元慰安婦は1995年に日本政府を相手取り、訴訟を起こした中国人女性の一人。慰安婦像前には遺影が飾られ、シフ氏はひざまずきながら献花し、線香を供えた。
シフ氏は「何十万人もの女性が戦時中に性奴隷とされた事実を、日本の中には軽視してきた人々がいる」と中韓の主張通りに指摘し、「慰安婦の生存者は何十年も恥や怒りとともに生きてきた」と日本政府の対応を一方的に批判した。
シフ氏は元慰安婦への日本政府の謝罪を求めた2007年の米下院決議の共同提案者の一人で、今年1月には慰安婦碑が設置されているニュージャージー州選出の議員らと連名でケリー国務長官に、日本側に謝罪するよう働きかけることを求める書簡を送っている。