「スタジアムは間もなく完成する。最終段階の客席を設置している」
クリチバ市臨時W杯局のレジナルド・コルディド局長はそう話した。当初は昨年3月には完成する予定だったが、資金難に加え作業員らが再三ストライキに入り、工事は難航した。
「本当にできるのか。無理ならはずす」。国際サッカー連盟(FIFA)のジェローム・バルク事務局長は今年1月、クリチバのバイシャダ・アリーナを視察し、工事の進捗(しんちょく)の遅れにいらだちをぶつけた。コルディド局長は「最後は市が関与し、しっかりと完成させる」と言い聞かせるように話している。
「開催支持率」50%割れ
サンパウロのイタケロンスタジアム周辺では、バスターミナルなどの工事が続くが、完成間近というふうでもない。ブラジルではW杯に合わせて、バスや地下鉄、高速道路など約70の整備が計画されたが、そのうち約2割が中止となり、約1割はW杯以降も継続工事になった。