AP通信によると、W杯で利用される13空港のうち、改修・改善が終了したのは2つだけ。W杯大使で「サッカーの王様」と称される元ブラジル代表のペレ氏(73)は、「(開催決定から)7年も時間があったのに、当局はファンやチームが到着する空港の工事をいまだに終えていない」と嘆いたという。
今月(4月)8日に公表された最新の世論調査では、W杯開催に「賛成」が48%、「反対」が41%となり、初めて賛成が50%を割り込み、関係者に衝撃を与えた。国民の大半が無類のサッカー好きという国柄だが、多くが経済的苦境にあり、豪華なスタジアムをいくつも建てるより、公共サービスの整備が先だろうというのが、反対派の言い分だ。
反対デモは1000人規模で散発的に各地で起きている。このままW杯本番に突入し、ブラジル代表が優勝できなかった場合は、デモの暴徒化も懸念されている。工事完了以上に、図らずも代表の優勝が至上命令になった。(SANKEI EXPRESS)