ザッケローニ監督は会見で、「基準としては才能を考えた。次にチームの和を大切にすること。できるだけ2つ以上のポジションをカバーできることも基準だった。最終的にはたくさんの攻撃的な選手を選ぶという決断をした。日本のサッカーを出すためにはこのメンバーが正しいと決めた」と語った。この言葉通り、顔ぶれからは、引いて守って速攻でいくのではなく、素早いパスを回して相手を崩していく狙いがみえる。
前回の南アフリカ大会は自国開催以外で初めて1次リーグを突破したが、当時の岡田武史監督(57)は直前の極度の不振で「専守防衛」へとかじを切った。結果最優先の現実的な選択だったが、世界で日本が飛躍するには限界を感じさせられたのも事実だった。「勇気とバランス」を合言葉にするザッケローニ監督は「日本のスタイルを貫いて負けたら、敵が本当に強かったということだ。ザックのサムライはいいプレーを見せたという記憶を残したい」と語った。(SANKEI EXPRESS)