さらに負傷し敵地に取り残された味方兵士を救出する空軍特殊部隊のパラレスキュー隊員向けのソフトも。兵士の体に装着されたモニターから心拍数や血中酸素濃度といった生体情報(バイタルデータ)を、パラレスキュー隊員が持つスマートフォンに送信しディスプレーに表示。隊員はそのデータを確認し負傷兵の状態に配慮しながら救出作戦を遂行し、治療もそのデータを見ながら素早く行うことができる。
ソフト開発を担当するアンドレス・カルボ氏は「グーグルグラスとスマホを併用することで、未知の状況下や目視できない場所での任務に大きな威力を発揮するだろう」と期待する。
格安で軽量課題は強度
戦闘中の兵士が両手を自由に使えるハンズフリー状態にするヘルメット一体型ディスプレー装置はすでに実用化され、空軍のパイロットのほか、海軍特殊部隊「シールズ」などで使用されているという。