ただ、米政府は実際の行使容認については、今のところ「立場を取らない」としている。首相の最終決定をどう評価するのかに留意しておく必要がある。
ためにする議論の危険性
話はいきなり飛ぶが、今月(5月)6日、ホワイトハウスが一時封鎖される事態に陥った。1台のホンダ・シビックが規制区域に侵入したことが原因だった。
米政府の中枢にある意外な盲点が明らかになったことで、オバマ氏を警護する大統領警護隊(シークレットサービス)に重い課題を突き付けた。
事の顛末(てんまつ)はこうだ。米国の税務当局である内国歳入庁職員のマシュー・ゴールドスタイン氏(55)はワシントン市内を走行中に交通規制が分からないことでパニック状態に陥り急に右折。前を走る車の集団に付いていくことにしたが、不幸にもそれはオバマ大統領の2人の娘を乗せた車列だった。