国際連合児童基金(ユニセフ)と協力協定を結ぶ日本ユニセフ協会(本部・東京)では、アグネス大使を中央アフリカに派遣、虐げられた実情を伝えるとともに世界中に支援を呼びかけることにしたのだ。
「紛争が続く中央アフリカへの関心は低くジャーナリストも足を踏み入れない。誰かが行かなければ」と考え中央アフリカ訪問を決意したアグネスさん。
首都バンギに入り、車に揺られて避難民キャンプを訪れたが、現地では「ユニセフの車が武装勢力に襲われた」「国境なき医師団のメンバーが殺害された」などという物騒な情報が伝えられ危険度の高い国であることを改めて認識。実際、会うことになっていた神父も拉致され面会を果たせなかったという。
≪凄惨な現実 犠牲者は子供たち≫
キャンプで肩を寄せ合う女性や子供たちから話を聞いたアグネスさんは、その悲惨な現実に恐れおののいた。
父親を殺害されセレカに拉致された少女(17)は、教育を受けていたために手紙や文章を読む仕事をさせられた。女性たちが入浴していると兵士が入ってきて、レイプ目的にその中からお目当ての少女を連れ去ることも日常であったと明かした。少女は「将来、洋裁の店を営みたい」と告げた。