宝塚の大先輩、鳳蘭と初共演。「稽古場では隣に座りなさといっていただき、いろいろ教えてもらっています」と話す瀬奈じゅんさん=2014年5月15日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)【拡大】
先月(4月)、40歳になったが、今後は「年相応のいい年輪を重ねたい」と考えている。「かつて演じたアンナ・カレーニナのように、また子供のいる役を演じたいです。女優にとって、一番大切なものは母性だと思うんです。周囲の、どんな人に対しても母性的な感情を持っていたいですね」(文:津川綾子/撮影:寺河内美奈/SANKEI EXPRESS)
■せな・じゅん 1974年生まれ。東京都出身。92年に宝塚歌劇団に入団し「この恋は雲の涯まで」で初舞台。ダイナミックなダンスはショー作品で早くから注目を集め、2005年、「JAZZYな妖精たち/REVUE OF DREAMS」で月組トップスターに。09年の宝塚退団後は女優としてミュージカル、ストレートプレイのほか、テレビドラマなどでマルチに活躍。12年に菊田一夫演劇賞演劇賞、岩谷時子賞奨励賞を受賞。
【ガイド】
6月1日~7月8日 帝国劇場(東京)。7月12、13日 厚木市文化会館大ホール(厚木市)。ともに東宝テレザーブ(電)03・3201・7777。7月25~29日 シアターBRAVA!(大阪)。劇場(電)06・6946・2260。ほか盛岡、仙台、名古屋公演あり。