「私は音楽にかけては冒険というのが一番大事な要素だと思っているので、『ALIVE』は冒険心に満ちあふれたアルバムになったと思います」
上原ひろみはトリオを組んで4年目になるアンソニー・ジャクソン(6弦ベース)とサイモン・フィリップス(ドラムス)と、ニューヨークの3日間で全9曲をレコーディングした。
録音までにライブで全曲を演奏してきたせいか、とても聴きやすい仕上がり。とはいえ1曲目の「ALIVE」には16分の27拍子が入っているなど、超人的な演奏を繰り広げている。
ゲーム感覚で
「この曲はもともと7拍子で書いていて、だから16分の28になるんですけど、サイモンが“もう7拍子に慣れているから1拍減らそう”と言い出して(笑)。それでやってみたら、みんな“(慣れない感じで)気持ち悪いね”となったので、喜んで挑戦することにしました(笑)」