変拍子に振り回されずにグルーブするようになるまで、体になじむようにと1カ月ほど移動中はいつもこのビートを聴き続けたという。
「インドのリズムの数え方で、4はタディキナとかタカデミ、3はタキタと言うんですね。なので電車や飛行機に乗るときなど、16分の27の“タカデミタカデミ・タキタタキタ・タカデミ・タキタタキタタキタ”をずっと口ずさんでいました(笑)」
この曲は途中で8分の6拍子や7拍子などに展開し、最後のセクションで4拍子に到達するという複雑ぶり。ほかにも「プレイヤー」では「4拍子を4拍子と感じないリフを作りたい」と凝るなど、まさにチャレンジの連続だ。上原は「同じスリリングなものでも、殺人など怖いシーンがある映画は苦手ですけど、音楽では楽しくてたまらない」と嬉しそうに話す。
「曲作りはジェンガみたいなゲームですね。いろんな要素を構築していく上で“この拍子を抜いても大丈夫かな”と試しながら、みんなでバランスを取っていき、その上にまた積み上げていると思ったら、誰かが急に抜いたり。みんなのイタズラ心と冒険心と好奇心でできています」