リアルな中国の姿を映像で浮き彫りにしてきたジャ・ジャンクー監督(44)が7年ぶりに手がけた長編ドラマで、昨年(2013年)の第66回カンヌ国際映画祭では最優秀脚本賞を手にした「罪の手ざわり」が日本で劇場公開される。中国では一般公開のめどが立たない中、3月には作品がネット上に流出し、無料ダウンロードできる状態となった不可解な事件も報道され、作品をめぐる“場外乱闘”も話題となったのは記憶に新しい。
急激な変化の中で
ジャ監督の妻で、本作の主演を務めたチャオ・タオ(37)は4月にプロモーションで来日し、SANKEI EXPRESSの取材に「中国の社会問題を鋭く活写する主人の姿勢は変わっていません。この作品では、中国人がなぜ暴力に足を踏み入れなければならなくなったのか、それぞれ登場人物の境遇が描かれています。それこそ作品の力ですし、カンヌ国際映画祭をはじめとした世界の舞台で高い評価を得ているのではないかと考えています」と胸を張った。