ストーン監督は、ベトナム戦争の暗部を描いた「プラトーン」(1986年)やジョン・F・ケネディ元大統領の暗殺事件の謎に迫る「JFK」(91年)などで知られる社会派。
ただ、最近は2012年に、キューバ革命で社会主義国家を樹立したフィデル・カストロ氏(87)や、反米闘士で昨年亡くなったベネズエラのウゴ・チャベス元大統領のドキュメンタリーを製作するなど、反米の姿勢を強めていた。
「私にとってスノーデンは英雄だ。なぜなら国民が知るべき秘密を暴露したのだから」。昨年(2013年)7月にチェコで開かれた国際映画祭では、元職員の行為をこうたたえており、今回の映画化は必然だったようだ。
リベラル支持、国民は批判
一方、ソニーは、同じガーディアンの元コラムニストで最初にこの問題を報じた元職員の“盟友”であるグレン・グリーンウォルド氏(47)の著書「暴露 スノーデンが私に託したファイル」の映画化権を獲得。「007 スカイフォール」(12年)などを手掛けた大物プロデューサー、バーバラ・ブロッコリ氏(53)が製作を進めている。