「ちゃんと好き」って?
何を考えているのかさっぱり分からない棚子は、いわゆる「不思議ちゃん」と呼ばれるタイプだろう。今泉監督が青柳へのあて書きで作り出した人物だ。「今泉監督って、私のことをこんなふうに見ていたんだな」。青柳は苦笑いを浮かべながらも、「普段から『考えがつかめない』とよく言われるので、そのままの自分で棚子を演じてみようと撮影に臨みました」と振り返った。
「ちゃんと好き」の答えはいまだに見つかっていないそうだ。「『ちゃんと』が入ってくると余計難しいですね。どこが『ちゃんと』しているという意味なのだろうと…。『好き』という感覚は分かります。例えば、意中の人物に会いたくなったり、その人のことを考えてばかりいるような状態です。そもそも私は棚子の人物像をいまだにつかめてないので、『ちゃんと』の答えは出そうにありません」