国務長官として4年間に112カ国を訪問したクリントン氏だが、フランス通信(AFP)によると、米外交当局のトップに立った彼女にとって最も手ごわい相手がロシアのプーチン大統領だった。
600ページを超える回想録ではそんな彼をソビエト帝国の復活にこだわる「怒りっぽくて横暴」な独裁者と表現。「いつも人を試し、境界線を押し広げてくる」「ソビエト帝国の復活と国内の反対意見の弾圧に固執していなければ、ロシアは長期的な戦略上の利益を得られたはずだ」と分析した。
また、中国の胡錦濤前国家主席は、プーチン大統領ほど明確に闘争的ではなく、より「台本通り」で「礼儀正しい」が、かつて中国の最高指導者だった●(=登におおざと)小平(とう・しょうへい)氏(1904~97年)のような「個人としての権威」が欠けていたと指摘。「実務を取り仕切る最高経営責任者(CEO)というより、よそよそしい取締役会長のように見える」と揶揄(やゆ)した。