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ブラジルの憂鬱 W杯「人質」にデモ 敗退なら「暴動」 (2/4ページ)

2014.6.13 10:30

開幕戦が行われるサンパウロ・アリーナ前では太鼓を打ち鳴らして盛り上がるブラジルのサポーターたち。母国が勝ち続ければいいが…=2014年6月11日、ブラジル(吉沢良太撮影)

開幕戦が行われるサンパウロ・アリーナ前では太鼓を打ち鳴らして盛り上がるブラジルのサポーターたち。母国が勝ち続ければいいが…=2014年6月11日、ブラジル(吉沢良太撮影)【拡大】

  • ブラジル・デモの経過=2013年6月上旬~2014年7月13日
  • 2014年サッカーW杯ブラジル大会出場チーム=2013年11月20日(ウルグアイ時間)、※□数字は出場回数。ドイツは旧西ドイツを含む
  • 2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会(サッカー)の公式マスコット「フレコ(Fuleco)」。フレコはポルトガル語でサッカーを意味する「futebol」と、エコロジーを意味する「ecologia」を組み合わせた造語。ブラジルの固有種で、絶滅の恐れがあるミツオビアルマジロを採用した。

 「抗議活動は民主主義国家の証しだ」。ルセフ大統領は、軍事政権時代の左翼ゲリラ闘士出身で投獄や拷問を受けた経験があり、平和的なデモは認めるが、暴力は許さないという立場。開幕前日の11日も「デモの権利は誰にもあるが、野蛮行為は認めない」と批判勢力を牽制(けんせい)し、笑顔で「一緒にチャンピオンを目指そう」と呼び掛けた。

 再選困難な大統領

 最近の経済低迷で、ルセフ氏の支持率は下落。最新の世論調査では10月の大統領選でルセフ氏に投票すると答えた国民は34%で、大会運営の成否にもよるが、ルセフ氏の再選は困難な状況だ。

 開幕戦があるサンパウロの競技場。各国サポーターが記念撮影をし、多数の警官が周辺を固める。大会ボランティアの地元女性(26)は「(大統領選で)ルセフ氏には投票しない。準備の遅れとデモやストで世界に恥をさらした。『顔』を代えないと、恥ずかしくて五輪開催なんてできない」と話した。

観戦客は強盗被害などの危険にさらされる

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