若山氏は解析結果について「STAP細胞が絶対にないとは言い切れないが、全ては細胞の存在を否定する結果だった」と述べ、共著者として初めて存在を疑問視。別の万能細胞の胚性幹細胞(ES細胞)だった可能性については「ES細胞なら説明しやすいが、結論は出ていない」と述べるにとどめた。
若山氏は「小保方氏の実験ノートを見なかった。ずさんな管理に気づかなければならなかったが、優れた研究者と認識していた小保方氏に見せなさいとはいえなかった。反省している」と話した。
≪「STAP細胞 存在示す証拠なし」≫
製作を依頼して渡したマウスとは別の細胞だった-。新型万能細胞とされる「STAP細胞」を培養して作製した幹細胞について、第三者機関による解析結果を6月16日発表した若山照彦山梨大教授の会見の主な一問一答は次の通り。
――STAP幹細胞はどんな細胞だったのか
「僕の研究室にいるマウス(由来)ではないということが分かっただけ」