いつも関心があったこと
ハギス監督は「個々の人間関係に影響を与えている人物は実は誰なのか?ということにいつも関心があるんだ。つまり“3人目”は誰なのかとね。それは僕の創作意欲の源なんだ」と語り、本作はいつか作るべくして作った映画だという。第三者を意味するタイトルを付けた理由もそこにある。ハギス監督は「マイケルには自分が抱いた自然な感情を退けてしまうもう一人の自分がいる。実際に日記を三人称(サード・パーソン)で書いてますよ。オリビアだって『なんで幸せではない方向へわざわざ向かってしまうのか』と悩み、独自の解釈で演技に臨んでくれた」と指摘したうえで、見る人には「愛のために他人とどう付き合うべきかを考えてもらいたかった」と力を込めた。
宿泊先のホテルでマイケルのいたずらが引き金となり、アンナがマイケルの部屋から自室まで素っ裸で走って戻らなければならなくなったシーンはとりわけ印象的だ。