相手を思いやる文化を
アメリカンホーム・ダイレクト社長兼CEOの橋谷有造氏は、「サポートを必要としている方々に寄り添い、社会に貢献していくことが保険会社の使命だと考えている」と話す。そして、「活動に参加すると社員は優しくなる」とも。
2013年には企業のトップや人事担当者が集まり先行事例を学ぶ「障がい者就労勉強会」もスタートした。「障がいのある方、そうでない方も、相手への思いやりを持って分け隔てなく仕事をするという文化、環境を作っていきたい」と、橋谷氏。
ダイレクト・マーケティング部長の田中友一朗氏は「普段の業務の中でも、実現できることがたくさんある」と意欲的だ。点字のパンフレット、テレビ電話での手話、Webサイトの音声読み上げなどの導入も検討中だという。「保険を必要とするより多くの方に届けるため、世の中にまだない新しい商品の開発にもチャレンジしたい」と話している。(一般社団法人「Get in touch」理事長 東ちづる/SANKEI EXPRESS)