先に海江田氏に総括先送りを言われ、気勢をそがれたのかもしれない。とはいえ、海江田氏を追及したのは中堅・若手が大半で、代表選前倒しを公言していた玄葉光一郎前外相や、総括の必要性をマスコミに語っていた前原誠司前国家戦略担当相らは結局何も発言しなかった。
逆に海江田氏続投を明確に表明したのは、「みんなで決めた代表を最後までしっかり支えよう」と呼びかけた徳永エリ参院議員と、「代表を支えていく」と訴えた近藤昭一(しょういち)衆院議員ぐらい。両氏はトルコなどへの原発輸出を可能にする4月の原子力協定の承認採決を棄権・欠席した2人だった。
実力者が対外的に代表批判をしておきながら、党の正式な場では面と向かって何も言わない。そして、海江田氏が党再生に向けて掲げた「党のバラバラ感の払拭」に真っ向から背いた人たちが海江田氏の続投を支持する。民主党が低迷を続けている理由がよく分かった総会だった。(酒井充/SANKEI EXPRESS)