日本(にっぽん)維新の会の石原慎太郎共同代表(81)は5月29日、国会内で記者会見し、維新を分党し、新党を結成すると正式に表明した。「石原新党」には、元航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏(65)も参加する。橋下(はしもと)徹共同代表(44)=大阪市長=も29日、市役所で記者会見を行い、結(ゆ)いの党との合流を進める考えを強調した。
石原氏は記者会見で、結いとの合流について「憲法や集団的自衛権の見解に大きな齟齬(そご)を感じ、合体するゆえんはないと確信した」と強調。「憲法を変え、国を立て直したい。政治生命を賭して志を遂げたい」と新党への意欲を語った。
維新所属の国会議員62人のうち、維新側に30人以上、石原氏側には15~20人の参加が見込まれる。ただ、最終的な態度を決めていない議員も多く、情勢は流動的だ。田母神氏は2月の東京都知事選に出馬し、落選。3月に石原氏らが開いた慰労会で「国政に挑戦したい」と語っていた。