一方、橋下氏は分党後に党代表選を実施し、新執行部を発足させる必要があるとの認識を示した。橋下氏は維新を存続させる意向だが、いったん解党した上で双方が新党を結成する「分割」で政党交付金を割り振るか、石原新党に交付金が渡らない「分派」とするかは今後、協議する。分党は6月22日が会期末の国会閉会後になる可能性もある。
橋下氏は、石原氏について「感謝している」と述べた上で「政策面で重なるところが多く、できる限り一緒にやっていきたい」と今後の連携に意欲を示した。石原氏も「彼との出会いは人生の快事だ。分かれるのはつらいが、仕方ない」と語った。両氏は次期衆院選で候補者調整を行う方針を確認したことも明らかにした。
≪野党再編、民主の動向カギ 「海江田降ろし」に拍車も≫
日本(にっぽん)維新の会の分党を受け、野党第一党の民主党からは5月29日、野党再編の動きに呼応すべきだとの声が相次いだ。維新の橋下(はしもと)徹共同代表(大阪市長)側は結(ゆ)いの党との合流を加速し、石原慎太郎共同代表側はみんなの党との連携に意欲を示す。流動化する再編のカギを握るのは民主党の動向となるが、海江田万里(かいえだ・ばんり)代表(65)は再編慎重派。反海江田勢力の「海江田降ろし」に拍車がかかる可能性もある。