1週間では終わらぬ
DHSは(7月)3日、中東イエメンのテロ組織「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」が、保安検査で検知されないスマホを利用した爆破装置や靴の中に仕込む爆弾を開発したとの情報を入手。TSAに対して、当該3地域からの直行便に関し、安全対策強化を指示していた。
欧米の諜報機関によると、AQAPは西洋諸国を標的とした精巧な爆破装置を作る知識に非常にたけており、この組織の爆弾製造の専門家、イブラヒム・ハッサン・アルアシリ容疑者(32)は2009年12月25日、オランダ・アムステルダム発米デトロイト行きの米旅客機がデトロイト上空を飛行中、下着に隠した爆弾によるテロ未遂事件を起こし、逮捕された。
こうしたテロ組織のメンバーは数百人規模で中東~欧州を往来。さらに欧州のパスポート所有者のほとんどは米国にビザなしで渡航できる。
英国のニック・クレッグ副首相(47)は先週、ラジオで「旅行者は新たな保安検査に慣れればならない」と理解を求める一方、こう警告した。
「新たな保安検査は、1週間といった短期間では終わらないだろう。われわれはこの検査によって、新たな脅威に直面しているということを認識すべきだ」(SANKEI EXPRESS)