その母にお礼を言う日、母を思い感謝する日にしたい。もちろん、直接会って「ありがとう」を言うのもいいでしょう。一緒に食事なんかをするのもいいでしょう。でも中には「仕事が忙しくて会えない」「遠くにいる」「既に亡くなっている」…いろいろあると思います。だから、母への感謝を一番に感じてみる日。そういう発想はどうでしょうか?
産んでくれて、ありがとう!
生きていて、自分にとって嫌なことや悪いことがさまざま起こるのが人生。たくさんある人生の問題は、実は「感謝」というキーワードを日常に取り込めば大概、解決してしまいます。「感謝」というフィルターを付けると、それまで色あせて見えていた物ごとが、もっと興味の対象になります。
物ごとが「当たり前」に思えてきたとき、要求が多くなり、文句をたくさん言って、イライラする。そんなときはだいたい「感謝」を忘れているものです。
そしてその「感謝」の根本は、親への気持ちだと僕は思います。産んでくれたことへの感謝の気持ちが根本にあればこそ、すべてのひとときが「当たり前」から「ありがたさ」に変わるのだと思います。