6月16日にオープンする複合施設「MAGIC_BEACH(マジック・ビーチ)」の全景。先行内覧会では、水着ファッションショーやファイアダンスなどのイベントが行われた=2014年6月15日午後、東京都江東区(栗橋隆悦撮影)【拡大】
大都会の喧噪から離れた“天国に一番近い”マジック・ビーチだが、1キロも歩けば、オフィスビルが建ち並ぶ豊洲駅前エリアに出る。駅前には格安牛丼店やカレー店などが並び、昼時には汗を流しながらごはんをかき込み、時計を気にするサラリーマンであふれる。彼らの中には、美しいキャナリーゼの優雅な生活を支えるお父さんも少なくないはずだ。大変な思いをしている企業戦士のみなさんには申し訳ないが、そんな対比がまた面白い。女性が幸せな国は豊かだというが、日本もまだまだ捨てたものではないのかもしれないと感じた。
汗を流す側からいつか優雅にランチを楽しむキャナリーゼ側になる日を夢見つつ、私はきょうも新豊洲のマジック・ビーチへ向かう。(今泉有美子/SANKEI EXPRESS)