米ニューヨーク・マンハッタン区のタイムズ・スクエア【拡大】
小冊子は英語のほか、スペイン語など5つの言語で書かれたものを配った。米FOXテレビ(電子版)は、今回の小冊子の配布は7月末に「スパイダーマン」の衣装を着たストリートパフォーマーの男がチップの支払いをめぐって女性と口論のうえ、止めに入った警官を殴って逮捕された事件がきっかけとなったと報じた。
FOXテレビによると、米教育番組「セサミストリート」のエルモや、ミッキーマウスなどディズニーのキャラクターの着ぐるみを着て観光客と写真に納まり、チップを要求するパフォーマーの大半はスペイン語圏からの移民で、彼らは先週末ごろから「最低レベルだった生活が今回の一件で脅かされる結果になっている」と非難の声を上げていたという。
現地時間8月19日にタイムズスクエアで行われた大行進には、今回の措置に業を煮やした偽キャラたちが一堂に集結。自分たちは公共の秩序を乱したり、粗暴な振る舞いで逮捕された連中とは一線を画していると主張し、「笑顔のために連合するNYC(ニューヨーク・シティー)アーティストの会」の結成を宣言した。