グーグルが公開した試作車はハンドルもアクセルもブレーキもなく、スマホの専用アプリで目的地を入力しボタンを押すだけで、そこに連れて行ってくれる夢の完全自動運転を実現した。パトカーのサイレンのように天井に取り付けられた電子センサーで360度全方位を監視し、約180メートル先の人や物を感知し事故を回避する。
歩行者は「円柱」
ところが、MITの分析結果では、このセンサーは大きな雨粒や雪粒を障害物と判断し、走行できなくなるとした。また、道路に転がる石としわだらけの紙の区別がつかず、歩行者は「ぼんやりした円柱」としてしか識別できないと結論付けた。日差しが強い日は信号を見落としてしまうという。
グーグルはこれまでの市街地での走行実験などを踏まえ、「警察官の手信号など数百の事象を同時かつ正確に識別できる」としていたが、リポートは「交通事故などが発生し、警察官が手を振って停止させようとしても無視して走り去ってしまう」と分析した。