また目的地までの走行は地図データへの依存度が高いが、全米のほとんどの地域では完全自動運転に耐えうる詳細なデータが存在しないと指摘。データ作成のため、道路標識や信号、電柱といった膨大な道路情報を集める必要があると分析した。
さらに道路工事や路面に開いた穴などデータに未入力の突発事象には対応できないとしている。
米カリフォルニア大バークレー校の交通研究所のスティーブン・シェラドバ研究員はリポートの中で、「グーグルは技術的な問題を解決したと考えているようだが、(問題は)そう単純ではない」と警告した。
順次改善に着手
これに対し、グーグルの自動運転車プロジェクトの責任者クリス・アームソン氏は、これらの欠点を認め、雪粒への対応など、順次改善に着手していると説明。