英国・ソールズベリー近郊の古代遺跡「ストーンヘンジ」【拡大】
英BBC放送や英紙ガーディアン(いずれも電子版)などによると、バーミンガム大の調査隊は、ストーンヘンジ一帯の約12平方キロ、サッカー場に換算すると1250カ所にもなる広大な範囲を約4年かけて調査した。
調査隊は、膨大な労力をかけて地中を掘り返す発掘作業ではなく、最新式の金属探知機である磁気探知機や3次元レーザースキャナー、地中探知レーダーなどで対象地域の地下3メートルまで念入りに探査し、詳細な立体デジタル地図の作成に成功した。
その結果、約6000年前の建造物群を発見。17の礼拝堂のほか、長さ33メートルの古墳を含む数十の埋葬塚や、その内側から巨大な木造建築跡を見つけた。この木造建築物はストーンヘンジより前に建てられたもので、遺体の骨から肉をそぎ落とすという死者への奇妙な儀式を行う死者の家だったとみられるという。
遺跡「新しいタイプ」
さらに、ストーンヘンジの北東約3キロにある外周約1.5キロの円状の土手「ダーリントン・ウォールズ」には、最大で高さ3メートルにもなる柱や石が約60個置かれていたことが判明した。
また、ストーンヘンジを囲む全長約3キロの2本の平行な溝である「カーサス」から、新たにストーンヘンジに続く溝や複数の穴が見つかった。