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朝日新聞と仕事をする書き手はいなくなる  (2/3ページ)

2014.9.16 16:05

記者会見で頭を下げ謝罪する朝日新聞の木村伊量(ただかず)社長(中央)、杉浦信之取締役編集担当(右)ら=2014年9月11日、東京都中央区築地(川口良介撮影)

記者会見で頭を下げ謝罪する朝日新聞の木村伊量(ただかず)社長(中央)、杉浦信之取締役編集担当(右)ら=2014年9月11日、東京都中央区築地(川口良介撮影)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官、佐藤優(まさる)氏(共同)

 木村社長「途中のこととはいえ、途中のやり取りが流れて、言論の自由の封殺であるという、私にとっては思いもよらぬ批判をちょうだいしました。結果として、読者の信頼を損なう結果になったことには私も社長として責任を痛感しているところです」>(9月11日のMSN産経ニュース)

 本件の発端となった8月29日に掲載予定の池上氏の原稿には、朝日新聞の慰安婦報道検証が遅きに失し、「過ちを訂正するなら、謝罪もするべきではないか」との記述があった。朝日新聞側がそれに過剰反応し掲載を見合わせた。このことが週刊誌などに漏れたので、あわてて9月4日朝刊にこの連載を掲載した。

 本件について、朝日新聞社の判断に問題があったことが手厳しく批判されている。この程度の批判を受け止められないようでは、朝日新聞は自由な言論の場を提供する公器といえなくなる。しかも「新聞ななめ読み」は、「鮮度」が重要になるコラムだ。掲載、不掲載の判断を先送りにして、記事の「鮮度」が落ちることを放置しておくという対応も不誠実だ。いずれの点でも朝日新聞の判断は間違っていたと思う。

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