日本代表にとって欧州組の切り札3人の活躍はうれしい限りだが、4-3-3の布陣を敷くアギーレ新体制では、トップ下も1トップも、ポジションがない。3トップをこの3人と、大迫(おおさこ)勇也(24)=ケルン、柿谷曜一朗(かきたに・よういちろう、24)=バーゼル=や、アギーレに抜擢され結果を残した武藤嘉紀(よしのり、22)=FC東京=らと争うことになる。
さらにはJリーグ得点王の大久保嘉人(よしと、32)=川崎=や進境著しい宇佐見貴史(22)=G大阪、原口元気(23)=ヘルタ=らもこのポジションを狙っている。
新生日本代表には香川や本田、岡崎にさえ安住の地が用意されていない。競争が互いを高める結果になるか、タレントをつぶし合うだけに終わるか。アギーレの手腕にかかっている。(EX編集部/撮影:ロイター、AP、共同/SANKEI EXPRESS)