孫揚は、400メートルリレーで日本を下して優勝すると、「中国人に留飲が下がる思いをさせた。正直言って日本の国歌は耳障りだ」といらぬことを口にし、謝罪するはめになった。200メートルの銀の表彰台で君が代を聞いたことが、よほどショックだったのだろう。
萩野の快進撃は続いた。自由形、背泳、個人メドレーの個人6種目と800メートルリレーの計7種目に出場し、金4、銀1、銅2と、出場全種目でメダルを獲得した。
これだけの大活躍で、さすがに「金4つは今の僕の限界」と話しながら、「タイムはもっと上げられた。だから点数は50点か60点ぐらい。単位は取得できたかな」と自己採点した。
もちろん、2016年リオ、20年東京五輪の絶対エース候補。400メートルリレーのメンバーとして今後、100メートル自由形の強化も水泳連盟はもくろんでいる。怪物の可能性はいまだ、終着点がみえない。