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「大好きな曲」でデビュー55周年CD ピアニスト 中村紘子さんインタビュー (3/4ページ)

2014.10.8 15:30

「55年はあっという間でした」と話す、ピアニストの中村紘子(ひろこ)さん=2014年7月22日(江原和雄撮影)

「55年はあっという間でした」と話す、ピアニストの中村紘子(ひろこ)さん=2014年7月22日(江原和雄撮影)【拡大】

  • モーツァルト_ピアノ協奏曲第24番&第26番「戴冠式」/ショパン_マズルカ集(中村紘子/ドリーミュージック、4500円+税)。発売中(提供写真)

 難曲、マズルカ集

 これまで50枚以上のレコード・CDを録音しているが、ショパンのマズルカは初めて取り上げた。マズルカはショパンの故郷ポーランドにルーツを持つ舞曲。

 「モーツァルトと一緒の録音でしたので、ショパンはマズルカしか考えられませんでした。マズルカはショパンの個人的な独り言のような作品です。マズルカを弾いていると、ショパンを身近に感じます。『4つのマズルカ作品68』(遺作)は、病気が進んで起き上がれない時に作曲されました。ショパンが残した最後の音楽です」と話す。

 この秋もたくさんのコンサートでスケジュールが埋まっている。コンクールの審査員などで、若い音楽家の演奏に接することも多い。

 「リストのソナタを弾ける人でもマズルカは弾けません。ショパンのエッセンスが凝縮した作品ですから、それを表現するにはイマジネーションが必要です。詩を歌うように、一つ一つの音に千の思いを込めなければいけません。演奏家というのは人の耳と心に音をさらして成長します。24時間練習しても演奏家にはなれません。コンサートの前は常に受験前の学生みたいな気持ちです。それがエネルギーになっています」(月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」編集長 江原和雄/SANKEI EXPRESS

ガイド:<中村紘子>デビュー55周年記念リサイタル

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