米CNNテレビなどの報道によると、宣伝ビデオは時間が51分で、9月19日にネットにアップされた。男は迷彩服を着て、黒の目出し帽を被り、英語とアラビア語で語っている。
男の後方でくわのような物で地面に穴を掘る男性たちが映っており、男は「シリア北部ラッカの第17師団に配属されたシリア軍の兵士たちだ」と紹介。「彼らはわれわれに敗れ、自分で自分の墓穴を掘る羽目になった」と言い放ち、自ら捕虜の処刑にかかわったことをほのめかしイスラム国の残忍さをアピールした。
FBIはビデオを「西側の人間をイスラム国に誘い込むためのものだ」とみている。男が話す英語には北米系のアクセントがあり、米国人かカナダ人の可能性が指摘されている。米ジョージ・ワシントン大学の安全保障問題アナリスト、フランク・シルフォ氏はCNNに「彼のメッセージは西洋人に向けられたもので、米国人のようだ」と分析した。