その上で、「(バルセロナなどがリーガ参加を続けるには)スペイン国会で法改正が行われる必要がある。また、その際には、様々な分野に影響が及ぶため、各関連産業の合意も確認しなければならない」と語った。ただし、会長はカタルーニャ独立の可能性については「私はないと思っているし、そう願っている。なぜなら、カタルーニャのないスペインも、バルセロナのいないリーガも、クラシコ(レアル・マドリード対バルセロナの伝統の一戦)のないリーガも、メッシのいないリーガも想像すらできないからだ」とも補足した。
注目の住民投票
カタルーニャ自治州は先月19日、独立の是非を問う投票を行うための法律を可決。アルトゥール・マス州首相(58)は住民投票実施のための政令に署名し、11月9日に実施すると発表した。しかし、スペイン中央政府のマリアノ・ラホイ首相(59)は「(住民投票は)国家の主権を侵害するものだ」などと厳しく批判し、違憲だとして憲法裁判所に提訴。裁判所は当面、住民投票の実施は差し止めるとの命令を出した。