話し合い信頼構築
「撮影前に『自分たちは何のために生きているんだろう』-という部分をお互いにきちんと話し合えた気がするんですよ。その結果、この人(ユ)を信頼してもいいんだと思えるようになりました」と伊勢谷。本作の登場人物に負けないくらい強固な信頼関係を構築できたことが演技にいい影響を与えたことを強調した。これに対し、ユは「僕たちは同い年なので共感できることも多く、『社会貢献をいかにすべきか』と関心も似通っているんですよ」と納得の表情で応じると、伊勢谷が「唯一の違いは結婚しているか、していないかの違いですかね。そうだ、パパか否かも2人の相違点ですね」とユーモアたっぷりに口を挟んだ。
伊勢谷は出演の打診に対し、即座に応じた。政治レベルではすっかり硬直化してしまった日韓関係を念頭に、俳優活動といった個人レベルで、韓国人と信頼関係を築き、きちんとつながっていけば、やがては国家レベルでも、ひょっとしたら諸々の摩擦が軽減する兆しが見えてくるかもしれない…。伊勢谷はこう直感した。「両国の友好に向けて俳優として関われることは大変光栄なこと。いかにそれが難しいかということはまったく考えず、これは一生懸命に打ち込んでいい作品だと考えて撮影に臨みました」。