スウェーデンの王立科学アカデミーがノーベル物理学賞の授与を発表し、スクリーンに映し出された(左から)赤崎勇・名城大終身教授、天野浩・名古屋大教授、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授=2014年10月7日、スウェーデン・首都ストックホルム(AP)【拡大】
Q 日本人が3人も。快挙だね
A 昨年までに計869の人物、団体がノーベル賞を受賞していて、うち米国籍も含めた日本人は19人。49年物理学賞の湯川秀樹氏が初めてで、12年医学生理学賞の山中伸弥(しんや)京大教授が記憶に新しいよね。文学賞では川端康成氏と大江健三郎氏、平和賞は佐藤栄作元首相が受賞しているよ。今年受賞の可能性が取りざたされた文学賞候補の村上春樹氏は残念ながら受賞にはならなかった。
Q 10日には平和賞の発表があったね
A ノーベル賞史上最年少の17歳でパキスタンのマララ・ユスフザイさんと、インドの非政府組織(NGO)代表カイラシュ・サトヤルティさんの受賞が決まったよ。2人とも全ての子供が教育を受ける権利に向けた努力が評価されたね。(SANKEI EXPRESS)
≪平和賞名物委員長 退任の観測≫
ノルウェー元首相でノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は、2009年のオバマ米大統領への平和賞授与が物議を醸し、「選考が政治的」との声も出ていた“名物委員長”。今年の平和賞選考後に6年間の任期が切れ、委員長を退くとの見方が強まっている。